チームハーブサウナ〜梶智穂〜
ハーブと温熱を使って身体を温めて血行促進し、発汗作用を促し、不調を改善するハーブサウナを普及する協会です。元々は、タイで伝統的に行われてきた女性の産後のためのケアである「ユーファイ」施術の一つでした。「ユーファイ」は現在でもタイ伝統応用医学として、国が認めた産後のためのケアで、保健医療として提供もされています。
上記の写真は、タイ政府健康庁伝統医療及び代替医療部門(กรมการแพทย์แผนไทยและการแพทย์ทางเลือก)による、ユーファイについての映像の一部を引用しました。興味のある方は、タイ政府健康庁 タイ伝統医療及び代替医療部門の公式YouTubeチャンネルからユーファイ特集映像、タイハーブで健康映像を御覧ください。
タイ伝統医学におけるハーブサウナとは
タイの医学は、近代医療と伝統医療の融合が進んで、タイ伝統応用医学として、タイ全土の医療機関、クリニックで提供されています。
ハーブサウナは特に、ハーブと温熱を使った血行促進による不調の改善の効果から、産後の女性だけではなく、女性特有の不調(生理痛・生理不順・不妊・更年期)や、疲労回復、術後回復、男性特有の不調、アンチエイジングなど、幅広く活用されています。
ハーブサウナ協会では、ピーパー先生、ピーマイ先生、スティットラー先生、ティワ先生を始めとしたタイ伝統ハーブ医、伝統婦人医さん達による、現場の女性たちのお悩みに合わせて、施術として提供してるハーブのブレンドを取り扱っています。
これらのハーブは、一村一品運動(OTOP)やタイ政府認可を受けた、安全にハーブを生産している農業グループによって、無農薬、自然栽培で育てられています。
この生産グループは、国の支援を受けて、シングルマザーや障害を持った方、保護者のいない子どもたちなど、何らかの事情で生活が難しい方たちへハーブの生産や加工のお仕事のサポートをするなどの社会活動も行っています。
日本におけるハーブサウナとは
ハーブサウナ協会のハーブサウナやハーブは、上記の知識と人脈と社会貢献に長年関わってきた、一般社団法人ユーファイ協会が監修しています。
ただ、日本でそのままタイのハーブサウナを使うとなると、様々な壁がありました。まず、気候が違うので、タイのハーブサウナのキャンバス地の厚い布は、すぐ乾かず、生乾きの状態が続くので、カビや水シミになってしまいますし、洗濯すると、水の違いからか縮んでしまいます。暑いタイの国の仕様だから、熱の保持力も弱い・・
また、タイではハーブサウナの設置は天井に穴を開けてぶら下げて設置しますが、日本の賃貸では設置が難しい・・・
そこで、日本に合わせて設置するために、タイハーブ専門卸専門サイトであるカミンアンドプライのデザイナーさんと工場とのやりとりを重ね、完全オリジナルでタイの生産工場にて日本モデルを完成させました。
また、設置方法も、日本の木工作家さんの協力を得て、完全オリジナルのハーブサウナの自立式のモデルも完成させました。
さらに、熊本にて長年タイハーブとタイマッサージのサロンであるニムスパとニムルームの2店舗を経営し、さらにタイハーブサウナ専門店ニムサウナ(6台設置)をオープンしたオーナーセラピストである永富愛美さんのタイハーブ愛から、もっと、一家に一台!一部屋に一台!と普及させたい!に特化したデザインとして、カミンアンドプライと提携し、ハーブサウナ協会モデルが完成させました。
ハーブサウナの普及にむけて
普及するためには、ハーブサウナをサロンに導入するためのノウハウや、ハーブサウナサロン設立運営方法などのコンサルタントも、提供するべきであるという結論に達し、ハーブサウナ協会の設立に至りました。
今後は、一般社団法人ユーファイ協会の蓄積してきたハーブサウナの知識と長年タイハーブとタイマッサージのサロンであるニムスパ・ニムルーム・ニムサウナの三店舗を経営ノウハウを、チームとしてタッグを組み、ハーブサウナ協会から「本物」のハーブサウナ普及の活動をしていきます。
ハーブサウナ協会 会長
梶智穂